四季彩鮮やかな輪王寺でしっとり大人なロケーションフォトを
仙台市青葉区にある伊達家所縁の寺院『輪王寺』は、手入れの行き届いた回遊式日本庭園や趣深い参道をはじめとし、四季を通してさまざまな表情を見せてくれる素敵な寺院。そんな輪王寺でのウェディングのロケーションフォトについて紹介いたします。
仙台市青葉区にある『輪王寺』は、嘉吉元年(1441年)に創建された伊達家所縁の寺院です。手入れの行き届いた回遊式日本庭園や趣深い参道をはじめとし、四季を通してさまざまな表情を見せてくれる素敵な場所です。
今回は、そんな輪王寺でのロケーションフォトについて、紹介していきたいと思います。
輪王寺とは
輪王寺は、JR仙台駅からタクシーで約15分、市営バスなら約25分(西中山行、桜ヶ丘七丁目行、999・S899系統で「輪王寺前」停下車すぐ)の場所にあります。
元々は嘉吉元年(1441)に、伊達氏11代の伊達持宗によって福島県に創建され、その後伊達家の居城移転に伴って、米沢や会津、岩出山などを経て、慶長七年(1602)に仙台の地に移ってきました。
バス通りから曲がった瞬間に現れる山門は、江戸時代中期の堅実な手法を伝える、切妻造、本瓦葺、白木造りの「仁王門」です。明治九年(1876)の北山一帯の大火災において唯一残り、今もなお創建当時の面影を残している建造物として仙台市指定文化財に指定されています。
輪王寺が所有する庭園「禅庭園」は、東北有数の回遊式日本庭園として有名で、仙台市内外から多くの人々が訪れています。四季を通して異なる趣を見せてくれる回遊式の日本庭園で、特に、サクラ、ツツジ、サツキ、アヤメ、アジサイなどの花々の季節や、秋の紅葉の季節を中心に人気となっています。
輪王寺には、伊達家をはじめとした仙台にゆかりのある各界の方の墓所があるほか、「三重塔」には、江戸初期につくられた仙台市指定有形文化財の釈迦如来坐像が祀られていることでも知られています。
また、茶室「半杓庵」は、美しい自然のなかで和敬静寂の真味を味わうことができる本格的な茶室として、裏千家様の茶会が定期的に開催されるなど、多くの人々に親しまれています。
輪王寺でのロケーションフォト
輪王寺の参道を含む境内には、三万本以上の植樹が行われており、まるで森の中に入り込んだかのような趣を持っており、どの季節に訪れても豊かな自然に包まれての撮影が可能となっています。
特に、歴史を感じさせる重厚な山門から、その奥の本堂までまっすぐに伸びた「お悟りの道」と名付けられた長く風情のある参道は、石畳みと緑のトンネルの構図が情緒深く、撮影ロケーションとして貴重な存在となっています。
春から秋にかけての色鮮やかな季節はもちろんのこと、輪王寺では、冬の雪景色も美しいのが特徴です。静寂に満ちたすがすがしい雰囲気のなかで、色打掛がよく映え、印象的なショットが撮影できることでしょう。