結婚式の前にドレスや和装でウェディングフォトを撮影しておく前撮り。
素敵な写真が残せることや、結婚式当日に写真のことを気にせず落ち着いて過ごせることから、前撮りをするカップルは年々増加しています。
また、前撮り撮影を行うことで、結婚式当日に着ない衣裳を身につけられることや、結婚式当日にウェルカムボードやムービーに使えるというメリットもあります。
素敵な記念に残るという意味でも、ぜひ前撮りをしておきたいもの。
しかし「前撮りって高いのでは?」と費用に関して不安に思っているカップルも少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、結婚式の前撮りの費用の相場や、前撮り業者の選び方、注意点などをご紹介していきます。
結婚式前撮りの費用の相場って?
「ゼクシィ結婚トレンド調査」によると、前撮りの相場は約14~15万円ほど。
着付けやヘアメイクをプロの手で美しく仕上げてもらい、10万円前後で満足のいく前撮りができたというカップルは全体の35%にものぼります。
中には衣裳やロケーションにこだわって、前撮りに50万円以上をかけたというカップルも。
美しい衣装を身にまとって、素敵な写真を残せるのなら少し贅沢をして費用をかける価値は十分にありますね。
一方、2万円以下で前撮りをしたという節約型カップルもいます。
ただし節約型の前撮り撮影の場合には、衣裳が前半分だけのワンタッチ着物であったり、小さなデジカメでの撮影であったりということも。またたくさんのカットを撮影しているにも関わらず、プランには1カット分のデータしか入っていないということも多いのです。
こういった場合、費用はかなり抑えられますが、どうしても写真のクオリティには少なからず影響してしまうことを考慮しておいたほうがいいでしょう。
相場を左右する要素とは?
前撮りの相場というのは、スタジオのみで撮影するのか、それとも屋外などでロケーション撮影をするのかによっても変わってきます。
最近ではロケーション撮影をしたというカップルが、前撮りしたカップル全体の半数以上にも及び、その季節ならではの背景や、2人の思い出の場所での撮影ができることが人気の秘密です。
また、海や緑が生い茂る公園など、一風変わった場所での撮影も可能なのが嬉しいポイント。
映画のワンシーンを切り取ったようなオシャレなイメージの写真や、インパクトの強い個性的な写真を残すことができるのが魅力です。スタジオで行う前撮りと比較すると、バリエーションが断然変わってきます。
さらに、選んだ衣裳の数も、前撮りの相場を左右する重要な要素です。
ドレスや和装のみだけでなく、ドレスと和装の両方を選んだカップルもかなり多いもの。
ウェディングドレスとカラードレス、白無垢に色打ち掛けと3~5着もの衣裳を着て撮影をしたという女性も少なくないようです。
一生に一度の思い出作りとして、いろいろな衣装を着たくなるのは、女性ならではのこだわりポイントですね。
前撮りをする上での注意点
前撮りのプランは、衣装代が含まれているものと別料金になるものがあります。
また、着付け代が別料金になる場合や、和装のかつらや小物が別料金になる場合も。
単にかかる費用だけでなく、オプションや撮影内容、撮影枚数、持ち込みの可否、追加料金の有無などをきちんと確認しておきましょう。
一生の記念に残るものだからこそ、相場をよく知った上で納得のいく前撮りをしたいものですね。
結婚式では費用や時間の都合上、お色直しの回数は限られます。
でも色んな衣装が着たい! という思いは誰もが抱くもの。そんなときに便利なのが前撮り撮影なのです。
上手に前撮りを活用して、一生の思い出を美しく満足のいくものに仕上げましょう!