結婚スタイルが多様化するなか、結婚式場の見学より先に、入籍のタイミングでフォトウェディングを行うカップルが増えているといいます。近年の結婚スタイルの変化の傾向と、フォトウェディングの人気上昇の秘密について紹介いたします。
近年、結婚スタイルが多様化する傾向があるなか、新型コロナウィルスの影響により新たな傾向が伺え、なかでも「フォトウェディング」の需要が高まっているといいます。
そこで今回は、近年どのような結婚スタイルの変化が起きているのか、また、なぜ今フォトウェディングの人気が上昇しているのか、について紹介したいと思います。
結婚スタイルの多様化とフォトウェディング
従来の結婚スタイルと言えば、「神前式」、「仏前式」、「人前式」の中から選び、結婚式場や神社、ホテルなどで盛大に行うのが一般的でした。ところが徐々に、親しい人だけを呼び派手な演出をしない「ジミ婚」が増えていき、両家の家族だけで行う「家族婚」や、挙式を行わない「ナシ婚」も決して珍しいことではなくなってきています。
このように、結婚式は多額の費用をかけてゴージャスに!ではなく、小規模や小予算でも「自分達らしさ」を大切にしたいと考えるカップルの増加が顕著に見られます。
そんななか、近年注目されているのが、披露宴と二次会の中間のカジュアルさで親しい仲間うちで行う「1.5次会」型ウェディングと、結婚記念写真で結婚の報告を行う「フォトウェディング」。どちらも形式に捕らわれず、自分達らしい形でリーズナブルに行えるとして人気を集めていますが、特にフォトウェディングはSNSの普及やウィズコロナの流れの中で、ニーズが高まっています。
フォトウェディングが人気上昇中の理由
2020年以降にフォトウェディングを行った男女へのある調査によると、フォトウェディングを行った動機の過半数が「SNS」を見たことがきっかけだと答えています。フォトウェディングで撮影した自分達らしい魅力的な写真によって、タイムリーに結婚の報告ができることにメリットを感じる方が多いことがわかります。
いっぽうで、「新型コロナウィルスの影響で結婚式をキャンセルしたから」と答えている方が3割を超え、また、半数近くが「今後1年以内に結婚式・披露宴を挙げる予定がある」と答えています。この結果から、コロナ禍で招待客を縮小せざるを得ない傾向があるなか、フォトウェディングは結婚報告の新しい形として大きな役割を果たしているといえるでしょう。
最近では、入籍のタイミングに結婚式に変わりにフォトウェディングを行い、披露宴等はあとでタイミングを見て行うという傾向が増えてきています。フォトウェディングは、WITHコロナ時代においても、自分達らしい演出でタイムリーに結婚報告ができるスマートな結婚の形として、今後もますます人気が高まりそうですね。